福岡のクリエイティブを牽引するエリアとして注目を集める今泉。その入り組んだ路地にはお洒落で個性的なショップや飲食店が立ち並んでいます。今回は今年2月に始動した作家・クリエイターが集うアトリエ兼商業施設“imanua(イマニュア)”にあるシェアアトリエをご紹介。このプロジェクトを手掛ける木村さんにお話を伺いました。
まず“imanua”のコンセプトを教えてください。
木村さん
ここ“imanua”は、また、セルクル今泉という建物の2F〜3F部分(4Fの1部含む)を”imanua atelier“として、クリエイターたちの発信の拠点としています。このビルの中には、今回ご紹介するシェアアトリエをはじめ、ファッションデザイナーのアトリエ、喫茶店やファッションセレクトショップ、レンタルフォトスタジオなど個性的な方々が入居されています。
シェアアトリエについて教えて下さい。
木村さん
この“imanua atelier”の一室にあたる303号室は、世界に羽ばたく作家がうまれることを目指すシェアアトリエです。ここには入居者さん専用ブースと共用テーブルが設置されていて、作品の常設展示も可能となっています。アトリエとして創作活動に打ち込めることはもちろん、打ち合わせをしたり、展示会やマーケットイベントをしたりと、入居者さんが自由に使用できる環境が整っています。
シェアアトリエの魅力はなんでしょうか?
木村さん
第一に挙げられるのは、シェアアトリエならではの繋がりや情報交換、お互いに刺激を受けたりできるという点ですね。そしてもう一つの魅力は、家賃を抑えられることですね。実際に個人でアトリエを構えるのはハードルが高いです。今泉という立地でこれからアトリエを構えたいと思っている方は独立の足がかりとして最適だと思います。また地方を拠点にしている方は二つ目の拠点として構えるのもいいのではないでしょうか。そのほか、月1回サンデーマーケットなどのイベント、“imanua”の公式Facebookページの活用など入居者様をバックアップする環境も整っています。そして制作の合間にフラっと近所のカフェやランチに行けるのも魅力的ですね。
今後どのような場所にしていきたいですか?
木村さん
シェアアトリエだけではなく、“imanua atelier”の入居者さんとの交流会も随時開催しています。ここから作家さん・クリエイターさん同士が繋がり、新たなプロジェクトが生まれたり、何かしらの化学反応が起こるのが楽しみですね。そして、今泉という街に文化的な刺激を与えられる場になれば嬉しいですね。
クリエイティブ都市として注目を集めるここ福岡において、新たなアトリエを構えたい作家さん・クリエイターさんも多いのでは。“imanua”に集う多種多様な作家さん・クリエイターさんとともに、あなたのクリエイティブをさらに追求してみてはいかがでしょうか?
(取材/小村順平)
みなさんは、自然に囲まれた生活を送りたいと感じたことはありませんか?
今回ご紹介する物件は、福岡市城南区梅林にある「シェアハウス たまりば」です。ここは地下鉄七隈線で天神まで22分と好アクセスながら、都会の喧騒から離れ四季を感じられる豊かな自然に囲まれています。また、ピザ窯を備えたユニークなフリースペースや自家菜園で育つ採れたての野菜が味わえるなど、ひと味違ったライフスタイルを送ることができるシェアハウスとなっています。その仕掛人であるアナバプロジェクトの木村さん、現地管理人の森さんにお話を伺いました。
この物件の特徴について教えて下さい。
木村さん
なんといっても生活環境の充実度の高さが特徴です。福岡市営地下鉄「梅林駅」から徒歩約4分という好立地ですし、設備は3口コンロを備えた一般家庭サイズのキッチン、太陽熱利用システムを利用したシャワールーム、ウォシュレット暖房便座付きのトイレ2室などが整っています。住居を選ぶ側からすると当たり前の設備のように思われるかもしれませんが、実はシェアハウスでは見落とされがちなポイントなんです。ここ「たまりば」は、そういった基本的な設備が充実していて、快適な生活を送ることができるシェアハウスとなっています。また、隣接するフリースペースの「石窯工房たまりば」には本格ピザ窯があるんです。こんなシェアハウスはなかなか見られないですよ(笑)。フリースペースは貸し出しもしているので、住人が企画する料理教室やヨガ教室、ワークショップ等も気軽に開催ができるんですよ。軒先の目の前に湖畔公園が広がっていたり、庭で自家菜園ができたりと、自然がたっぷり感じられるのも大きな魅力の一つですね。
実際に住まれている方は、どういった暮らしを送っていますか?
森さん
「自然体な暮らし」といったイメージですね。中心部だとなかなか落ち着いた暮らしができないと思いますし、かといって郊外で暮らすのも何かと不便な面も多いこともありますよね。ここはそのいいとこ取りといった感じで、中心部までのアクセスもよく、かつ自然に囲まれた暮らしができます。家の目の前には西南杜の湖畔公園の水辺が広がっていて、竹や木に囲まれたテラスではコーヒー片手に気ままなひとときを過ごせます。帰宅したときに「おかえり」と出迎えてくれる人が居たり、みんなでバーベキューや映画鑑賞会などをすることもあります。一人の時間もみんなで過ごす時間も、自然体でバランスのとれた生活を送れていると思います。
木村さん
一人住まいやワンルームではなかなか味わえない暮らしですよね。僕は運営ミーティングなどで定期的にこちらに来ているのですが、みんな家族のように迎え入れてくれて、仕事で来ているのを忘れてしまうくらいです(笑)。「たまりば」にはそういう安心感を与えてくれる環境があると思います。
今後の展開について教えて下さい。
森さん
フリースペースを使って、ゆるやかに人が集まり、イベントやワークショップも開催していけたら思っています。ここの住人だけでなく、それぞれの友達やワークショップの参加者などが、たまりばをキッカケに交流できる場になれば嬉しいですね。ここは自分たちの暮らしをつくれる場所でもあるので、これからもワクワクするような“たまりば”を一緒に作っていけたらいいですね。
充実した住環境と人の気配と感じながら、自然の心地よさをたっぷりと感じられる“シェアハウス たまりば”で、新たな生活をスタートさせてみてはいかがでしょうか?
(取材/小村順平)